新盆のお施餓鬼を終えて

ブログにはしていませんでしたが、6月の末にニカママ友子さんとのお別れがありました。

梅雨時にもかかわらず、爽やかな日の午前。
前日まで意識ははっきりして、穏やかな様子でした。
亡くなったのは、面会のため私たちが到着するほんの少し前。
享年94歳。老衰のため眠るような大往生でした。

最後の一週間は一緒にゆっくり過ごし、お互いに「ありがとう」の言葉を伝え合う事ができました。

青梅に来て、7年と2ヶ月。
毎週の再会を楽しみに、亡くなるまでも、亡くなった時も、その後の一切も、私達に面倒かける事なく逝ってしまいました。

友子さんの死を不幸な事とは感じません。
老いから解放され、やっとお義父さんに会えたものね。

青梅にて葬儀一式を行い、7月末に横浜の菩提寺で四十九日の法要と納骨を済ませ、2週連続で今週もお施餓鬼に行って来ました。


お施餓鬼では新盆の仏様の実名と戒名と享年を唱えられましたが、総勢50名くらいの仏様の享年には驚きました。
ほとんどが90〜100歳。友子さんの94歳なんて若い方です。
50代、60代、70代の仏様は1人づついらしただけでした。

人生100年時代というのも絵空事ではないのですね。

100歳近い自分を想像すると、恐怖しかないですが…。


お施餓鬼に一緒に参加してくれたのは、ニカさんの従兄弟です。
この方が歳をとるごとにニカパパにソックリになっていてビックリ!

というか、もうニカパパの享年より歳上の80代になってるのにまたビックリ。


せっかく横浜まで来たので、3人で横浜中華街にてお食事会です。


久しぶりの中華街は様子が変わり、食べ放題のお店が多くなっていました。

そういうお店は遠慮して、選んだお店はこちらの景珍櫻。


好みのメニューをオーダーしたら、どれも素直で美味しいお味。

特に左上の大エビは、1尾がφ6cmほど、厚みも3cm近くある大物でプリプリです。

スタンダードなメニューでも一味違う味わいの中華街でした。

久しぶりの再会ですっかり楽しく話し込み、店を出たら中華街は夜の街に変わっていました。

こんな再会をさせてくれたのも、仏様のお導きかな。



これで私達は重要なお役目を果たし、親への責任から解放されました。
…まだ若干1名(←私の母)が残ってはおりますが…

友子さんに会えない寂しさを感じる時はありますが、無事に看取りとお見送りができた事に安堵しています。



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コメント

  1. アトム より:

    暑い中のお施餓鬼お疲れさまでした。
    そして7年を越える介護の間にも多くのドラマや事件があったと聞きます。
    ウチも6,7年母を近所の介護施設にお世話になり2月に亡くして
    ほとんど同じ状態で他人事だとは思えませんでした。

    ここ数年はコロナウイルスに対する関わりで多くの悲劇がありました。
    危篤でも面会できない、通常の葬儀ができない、死化粧も施せないなど・・
    50名もの戒名が唱えられたとのこと、いろんなドラマがあったことでしょうね。
    皆さん安らかに眠って頂きたいと思います。
    ウチのお施餓鬼は14日、多分台風の最中になりそうです。

  2. ヨシコ より:

    >アトムさん
    確かに暑い四十九日間でした。
    祭壇のお花のお水があっという間にお湯になってしまうのが辛かった〜。
    それに、友子さんには落ち度がないのに、様々な事件に巻き込まれた7年でもありました。
    世界共通とはいえ、コロナ禍の3年半とコロナ感染は寿命を縮めてしまった気がします。
    コロナでは、アトムさんのお母様の方が大変でしたよね。
    同じ時期に同じ状況になってしまいましたが、お互いにできるだけの事はしましたよね。
    色々な事はありましたが、どちらの母も今は安らかに眠ってくれていると思えます。

    14日が御施餓鬼とのこと。
    台風の影響が少なく無事に終わりますように!

  3. カネゴン より:

    暑い中、四十九日とお施餓鬼、2回も横浜まで、本当にお疲れ様でした。
    檀家さんは大変よね。
    でも何やかにや言いながらも、立派なお寺さんだわ。
    お施餓鬼は、他の檀家さんも来ていたの?
    ウチは檀家じゃないけれど、新盆に御位牌を持ってお寺に行ったら、お施餓鬼を兼ねて
    ぎっしり、檀家さんが来ていたのよ。
    その後コロナになって、お寺さんからは、今年も感染予防のため必要な方は御位牌だけ
    預かります、って手紙が来ていたわ。

    従兄弟さんと会えたのね。
    友子さんも、きっと喜んでるよ。
    一抹の寂しさはあると思うけど、親を無事に見送れたという責任果たせたのが何よりです。  お疲れ様!

  4. ヨシコ より:

    >カネゴン
    先日はお声掛けいただいたのに、ごめんね!
    このお寺は身分不相応に立派なの。
    お布施の金額も立派だし。
    (*^o^*)
    私たちはこのお寺には入るつもりはないけど、両親の希望を叶えてあげられてひとまずほっとしました。

    この日のお施餓鬼には、100名以上が集まっていたよ。
    あまりの暑さにほとんどマスクしていなかったけど、ご本堂の戸は開放されていたし、
    扇風機が何台も回っていたからまぁいいかって言う感じ。

    納骨は車で行ったら途中大渋滞。
    今回は電車で行きました。
    お寺が遠いのは大変だけど、ニカさんの従兄弟とも会えたし、ちょっとした旅行気分も味わえて良かったよ。

  5. 直子 より:

    お悔やみ申し上げます。
    94歳、母と同い年です。
    誕生日も2週間くらいしか違わないはず。
    静かにお見送りできたんですね。
    もう49日になるのかぁ。

    それから横浜中華街。
    二男が横浜に住んでいたので一回行ったことがあるよ。
    4年間はあっという間だったので、もっと何回も行けば良かったなぁと今思っているよ。
    母を連れて行ったこともあった。
    あの頃はまだまだ歩けたんだなぁ。
    横浜には特別な思いがあるよ。

  6. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    お悔やみありがとうね。
    そう、ニカママとおばさんは同じ94歳なんだよね。
    なのに実家まで歩いて坂を上って来てくれるおばさんは凄いと思う。
    色々な意味で、頑張っているし、強い人だなぁと思います。

    次男くんは横浜の大学に通っていたんだね!
    横浜が、家族の楽しい思い出につながっていてくれて嬉しいです。
    私も本籍は横浜なんだよ。
    今ではお墓しか縁がないんだけどさ。
    “(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!