7月1日、小雨の中の草むしりで10年ぶりに風邪を背負い込み、3日間でなんとか持ち直し、4日からの小旅行に間に合いました。
出発時も喉の痛みは残るものの、コロナでなくて良かった〜。
今回の旅行も、この春神代桜に連れて行ってくれた友人夫婦にお誘いいただき、企画、運転手、添乗員、ガイド、全てお任せのお気楽極楽旅。
家を8時に出発して、11時過ぎには小布施に到着。
信州といえば信州蕎麦。
手打ちそば処鼎にて、十割蕎麦の香りを楽しみながら腹ごしらえ。
自然豊かな栗の里・小布施町は、葛飾北斎が最晩年に創作活動を行った地としても有名です。
今から180年以上も昔、80歳を超えた北斎は、江戸を出発して、どのようにしてこの山里を訪れたのでしょう。
徒歩?、籠?、馬?
どちらにしても、圧倒される精神力と体力です。
最初に訪れたのはその「北斎館」
北斎進化論という企画展が開催されていました。
晩年になっても更なる進化を目指した北斎先生にあやかりたい!
館内には版画から肉筆画まで、見応えたっぷりに展示されていました。
空いていて、ゆっくり見られるのも嬉しいです。
凱風快晴。
有名な赤富士は、私のイメージのようには赤くありません。
調べてみたら、本物でも色々な仕上がりがあることがわかりました。
北斎は、どの仕上がりが一番満足だったのかな?
絵画とは違う、版画の技法も視覚的にわかりやすく展示されていました。
シンプルだけど、超緻密です。
北斎90歳。
最晩年の作品、富士越龍も展示されていました。
天才画家には、自分が天に召される瞬間のようなこの風景が頭の中に見えたのかも。
中でも迫力は、上町祭屋台天井絵の「怒涛図 」男浪・女浪でした。
屋台の天井に宇宙が存在する感じ。
北斎が下絵を描いたという四方の縁絵だけでも美しくて見ごたえありました。
自撮り棒は疲れるので、集合写真はこの一枚のみ。
高井鴻山記念館も訪れました。
豪商でありながら画家、学者、文化人であった、高井鴻山は、北斎をこの地に招いた功労者でもあります。
小布施の街には江戸の面影を残す建物が数多く残され、現在も現役で活躍しています。
桝一市村酒造場にて、利酒体験です。
この酒蔵の12代当主は先の高井鴻山。
屋号や瓶などのデザインが粋なのは血筋でしょうか。
他にも、古い建物がモダンに映える街。小布施。
とても狭いエリアですが、散歩するだけでも日本古来の美しさに出会える街でした。
この日は早めに信州中野駅前のホテルルートインへチェックイン。
ビジネスホテルですが、部屋は新しく清潔で温泉大浴場もあり、とても居心地良いホテルでした。
この日は梅雨時にもかかわらず、天気も恵まれ暑い1日でした。
さあ明日は、善光寺巡りです。
コメント
今日も暑いねぇ!
ヨシコちゃんも体調を崩していたんだね。無事に旅行できて良かった!
小布施栗は超有名で大好きだけれど、小布施には行った事がないんだよ。
写真は天気も良くて、散策も楽しそうって見えたけど、暑かった?
さすがに猛暑じゃないよね?
お蕎麦もやっぱり信州だね、美味しそうだな~
絵画鑑賞はさすがニカ家だね。
ウチなんか、見た事ある絵だね…で終わってしまいそうだけれど、細かいところまで良く観察してるわ。
最近のビジネスホテルって昔のイメージと全然違うよね。
ウチが泊まったところも、みんな大浴場があったよ。
朝食も付いて、結構お得感があったわ。
>カネゴン
私は長野県人なのに、小布施は初めてだったのよ。
とても狭い地域に色々な見どころがあって、シニア向けかも。
お蕎麦も美味しかったし、お店も街も洗練されていたよ!
美術館も楽しめて、旅好きなカネゴン家には、オススメです。
風邪の方はなんとか乗り切ったけど、この日は暑かった〜。
梅雨の雨よりは良かったけどね。
ビジネスホテルは久しぶりだったけど、
ホテルは朝食だけにして夜には地元のお店に行くと、また違う楽しみがあるね!
小布施町は行ったことがないんだ。
栗で有名なことだけは知ってるよ。
北信と東信は知らないところが多いなぁ。
長野県もいいところがたくさんあるね。
善光寺の記事も楽しみだよ。
長野にいた時によく行ったから懐かしいなぁ。
歩いても行けたんだよ。
>ナオチャ
ナオチャも小布施に行ったことなかったのね。
それに長野の善光寺まで歩いて行けるところに住んでいたのも知らなかったよ。
長野は縦に長いから、私たち南の人間にとって、北は少し文化が違う感じだよね。
今回行ってみて、とても良い場所がたくさんあって長野県人としても嬉しかった。
今回も、時間に余裕があったら松本城にも行きたかったのよ。
松本の近くは本当に良い場所がたくさんあるね。
逆に近いとありがたみがないのよね〜。勿体無い感じよ。
まずは夏風邪が早く治って良かったです。
昨年自分はこじらせて数ヶ月戻りませんでした。
コロナも軽く済むなら早く罹りたいような気分ですが、今だに肺が真っ白になって死にかけたというような体験談もあり気が抜けないですね。
長野も高原なら涼しいけど駅周辺の盆地だとフェーン現象で暑いでしょうね。
北斎、こういう新しい企画の展示は勉強になりそうだと感じました。
>アトムさん
風邪も長引くと体力消耗するので辛いですよね。
今回は超特急で治すため、最初の1日はひたすら1日中眠り続けました。
今年の風邪は喉に来るようなので、お互い気をつけましょう。
やはり後遺症を考えるとコロナにはかかりたくないですね。
小布施は長野でも北の方ですが、それでもかなり猛暑でした。
北斎舘は、見ごたえありました。
今の自分の歳を考えると、80も過ぎてのあの活躍は、やはり超人だと思います。