66回目の終戦記念日の今日、埼玉県東松山市にある「丸木美術館」へ行って来ました。
この美術館は、丸木位里・丸木俊夫妻が広島での原爆投下直後を描いた「原爆の図」 の美術館です。
「原爆の図」のシリーズは圧巻です。 大きく、暗く、苦痛に歪んだ画面からは 死臭さえも感じて、気分が悪くなりそうです。
作品に添えられている散文は、淡々としていますが、 伝えたかった事を目だけでなく言葉からも伝えてくれます。
「原爆の図」から思い出したのが、マドリッドで観たピカソの「ゲルニカ」です。
「ゲルニカ」からは不条理への嘆き、悲しみを感じたけれど 「原爆の図」からは、悲しみさえ感じられない程の 茫然自失の悪夢を感じました。
この重たいテーマをライフワークとして描き続けるには、 よほど強い使命感と精神力が必要だった事と思います。
毎日真正面に向き合っていたら、 普通の精神では、負けて鬱になってしまいそうです。
美術館の外には「八怪堂」という舞台(写真右)や 「原爆観音堂」(写真左)や、茶室などがあり すぐ横を流れる都幾川からの風も含めて 気持の良い日本の四季を感じ、心が和みます。
今の日本は大変な時だけれど 美術館の外に出て、ジリジリと暑くても平和な空の下に立つと 少なくても平和だけは、日本に今有る大切な宝物だと感じます。
コメント
その節は色々お気使い頂き有り難う御座いましたm(__)m
本来の四十九日も済み、毎日ボケ〜ッとしている今日この頃(暑さで)
昨日の終戦記念日、初めて黙祷させて頂きましたよ。
来週の帰省、くれぐれも道中お気をつけて。
P.S.
カネゴンさんの定年、全然知りませんでした。
ご苦労様飲み会とかやられたのでしょうか?
gopさんも色々とお疲れさまです。
四十九日が過ぎ、ご家族のお気持も少しは落ち着かれる頃でしょうか。
サンデー毎日のカネゴン家、羨ましいですねえ。
今日これからおジャマして来ます。