フィレンツェは美術館だけでなく、博物館も色とりどりでした。 レオナルド ダ ヴィンチ博物館は、ダヴィンチを万能の天才と崇めるニカさんの、たっての希望で訪れました。(フィレンツェカードは使えません) ダヴィンチは、「モナリザ」や「最後の晩餐」などの絵画が有名ですが、天才的発明家でもありました。 ここではダヴィンチの描いたスケッチを、模型で再現し展示しています。実際に手で触れて動かせるものがあるのが面白いです。
ダヴィンチの膨大な分野(絵画、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学)のインスピレーションの片鱗に触れられたような気持ちになります。 というか、ダヴィンチの人間離れした好奇心の多様さと追求心に驚くばかり。
ダヴィンチのメモ(残念ながらコピー)もありました。 40年間毎日メモを取り続け生涯で1万枚以上のアイデアメモを残したそうです。 ダヴィンチが今の世を見たら、「結構自分のアイデアが実現しておるわい!」と喜ぶでしょうか。 それとも現代社会ではまだ思いつかないような、斬新なアイデアを思いついてくれるでしょうか。
こちらも天才ガリレオの名前を冠した博物館。
ガリレオに由来するもの以外にも、当時の科学の先端器具を展示しています。
自然の摂理にかなうものは、美しいです。
それぞれの器具の使い方は、さっぱりわかりません。 フィレンツェの建築物を見て、現代のような機械や道具のない時代にどうやって作ったのかという漠然とした疑問がありましたが、科学や物理学を応用して様々な器具を作り使用していたことがなんとなく理解できました。
3つ目は、中世邸宅博物館。 14世紀〜18世紀に、豊かな階級の家族が住んでいた住宅を公開しています。
壁の模様はすべて手描き。窓は小さく、厚い木の扉は頑丈です。 陽の光は少ないですが、どこか暖かみを感じる部屋です。 この部屋で神に祈りながら、家族で食卓を囲んでいたんでしょうね。
部屋の続きのスペースにあったのが、トイレのようです。 これは冷たそう…。 昔の民家を見ると、ついつい見たくなって、どこか懐かしい気持ちにとらわれます。 それは、DNAが「思い出せ。忘れるな。」と言っているような気がします。
糸車や織り機のようなものも展示されていました。
昔の絵画にはレースのベールなどが描かれていますが、実際はどんなものだったのかと思っていました。 実物を見て、本当に繊細なもので驚きました。
美術館に飽きたら、文化が実感できる博物館がおすすめです。
コメント
私は博物館というと生活に密着したものを見るのが好きだね。
古い建物なんかだと、必ずトイレを覗いちゃうよ。
レース編み、凄いなぁ
こんな細かいものを仕上げる大変さは、私らのパッチの比じゃないよね。
仕上げるのに、いったい何日かかるんだろう
カネゴンも、トイレが気になるんだね。
フィレンツェのトイレは、現在も冷やっこいし
大きな施設でも数が少なくて、とても困りました。
町では、有料トイレが当たり前です。
今の日本のトイレ事情ほど良いところはないみたい。
中世邸宅博物館では、昔の裁縫箱もあったよ。
きっと私達みたいにおしゃべりしながら
昔の女の人達もパッチワークをしてたんだろうね。
大昔、ミラノの国立ダヴィンチ博物館に行き圧倒されました
工業デザイナーのような理屈屋には
絵画より構造図や模型の方が面白いです
ダヴィンチ博物館は、イタリアにいくつもあるんですね。
500年も昔の人なのに、現代人にも大きな感動と
影響与える天才ぶりってすごいです。
少しはあやかりたいものです。(*^^*)
う、私が代車生活で毎日をやっとこさ過ごしている間にこんなによっちゃが更新しているなんて知らなかったよ。
いつも日曜日だから更新あるかなと思ってきてみたら、旅の記録がたくさんでびっくり。
フィレンツェはよっちゃご夫婦に似合う街だね。
少々しんどくはありますが
ズルズルと先に伸ばすのも嫌だし
あまり時間が経って記憶が薄れる前に
頑張って描いてるよ〜。
後で読めば、その時間がはっきり思い起こせて
良いんだけどね。