サブかった夏

6月の末からニカさんが体調を崩した。 鼻水とクシャミが止まらない。 内科医からは夏風邪でしょうと言われ、 風邪薬を飲んで安静にしていたのが間違いの始まり。 どんどんひどくなるので耳鼻科に行ったら、 実はアレルギー性鼻炎で、風邪薬によって 更に症状を悪化させていたのだ。 常時両鼻完全不通、鼻のかみすぎで鼻はボロボロ、 クシャミは止まらず、顔の左半分が化膿して、 痛くて腫れて、歯まで痛い! という、まるで死病にとりつかれた有様の苦難の1ヶ月。 おまけに仕事は苦しい中のアイデア出しで最後のダメ押し。 もちろん御機嫌は麗しい、はずもなく 何を話しかけてもろくな反応がない。 背中を丸めて、まるでイジけた猫みたい。 腫れ物にさわるような 毎日が続き、さすがの私も窒息ぎみ。 ず〜っとこのままだったらどうしよう… それでも8月半ばになって症状が軽減していつものニカさんが帰って来た。 冗談は言うし、会話は噛み合うようになったし、食事も美味しそうに食べてくれる。 実はこれだけでとても幸せな事だったのね。 と、ここはささやかに悟ってしまうしかないか… 回復した本人曰く「一番の心配は、両鼻が詰まっている時に強盗が来て 口にガムテープを貼られたらどうしようかと思った〜」ですと。 そんな心配よりもう少し他に気を使う所があるんじゃないですかい? 今年の夏は天気も気分も、寒くて重〜い夏だったね。 皆様も鼻づまりの時はお早めに、耳鼻科へどうぞ。

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