ライオンプロジェクト
この11月から新しいプロジェクトが発足した。
お付き合いしていた企業の社長とのお話の中で、企業内教育の依頼を受けたのだ。
その会社には社長の息子さんが後継者としているのだけれど、まだ若くて経験もない。
今後会社を引っ張ってゆくための求心力が必要なので、そのために彼に対してCADによる正確な図面作成技術と3Dソフトによるデータ作成ができるまでを教育してもらえないかという。
社内の製品の設計から3D化して形状検討までできれば、今後は会社にとっても価値のあるスキルとなる。
そこで発足したのが今回のプロジェクト
名付けて「ライオンプロジェクト!」だ。
栄えある出張教師役は私に決定。ニカさんより私の方が厳しい先生になる事は間違い無いかな。
一度は子ライオンが谷底に落ちた気分を味わう事になるかもね。
(社長、了解済み)予定では3ヶ月でマスターさせてみせましょう!
早速社長は、24インチ画面のiMacを購入して、3Dソフトのコンセプトアンリミテッドをインストール。
今はまだピカピカの自転車が来た〜!っていう感じかな。
元手も、会社の将来もかかっているんだから、ちゃんとモノにさせないとね…責任大きいなあ。
トレーニングシステムは事前に宿題としてCADによる図面を書いてもらい、それを週に一度の私の出張日に3Dデータ化する。
「毎日3Dソフトに触って早く慣れるように!」と言っているのだが、何かと忙しいそうであまり触ってないみたい。
まだ、ピカピカ自転車は補助輪付きで、こけないように私が後ろを押さえながら方向を指図している状態だ。
こけても良いから早く自力で乗ってみてね。
飴と鞭作戦で、このままだと鞭を出さなくちゃいけなくなるかな。
大学時代、母校に帰って教育実習した日々を思い出した。
あのまま教師になったかもしれない私と、今ライオンプロジェクトで教えている私。
そこには数十年の月日が流れているけれど、結構純粋に使命感に燃えてます。
これは教師だった父のDNAなのかなあ。