人間は何故生きるのかという重いテーマの割には面白い話です。
私には「人間はどんなに厳しいどん底でも、希望のかけらがあれば生きられる」 という持論がある。
父が亡くなる一週間前。 抗がん剤治療のため、痩せて痛みの治まらない父が私に言った事。
「本当はあと5年は生きたかったけど、あと3年でいいや」 傍目からは末期の父だったけれど「抗がん剤治療を乗り切れば生きられる」 という希望があったんだ!
だから希望のかけらがあれば生きられるというのは 最後まで希望を捨てなかった、父の遺言の様な気がするから。
そんな話をニカさんにしたら「人間は最後は本能が生きようとする」 というのがニカさんの持論だそうな。
そんな話を、たまたまお友達のお葬式の後だった青梅マダム真美さんとしたら こんな話があるよ、と教えてくれた。
人間が死ぬ時、それまでの人生が走馬灯のようによみがえるという話があるけれど どうやら、それまでの人生の経験の中から今迫りつつある死から逃れる方法を 脳が超最速でキュルキュルと回転して検索しているからなんだって。
妙に納得してしまう話である。
ニカさんの本能説に一票!なのかな。
結局はこのように何も考えず本能のままに生きるのが幸せなのかもね。