酔っぱらい撃沈事件

高校時代からの友人「ノリコ」が勉強会で上京し、積もる話で再会です。
気分は高校時代のままなのに、老眼鏡や膝通の話で苦笑い。
今、とても大変な時を過ごしている彼女にとって、再会が少しでも息抜きになれば幸いです。

5時間ほどおしゃべりして夜9時も過ぎ、後ろ髪を引かれるような思いで新宿駅でお別れした後事件は起こりました。
新宿から乗った中央特快で40歳代くらいの調子の良いオバカな酔っぱらい発見。(私も含め、大体酔っぱらいとはオバカなのですが..)
私の隣のお姉さんに「可愛いよねえ」などと話かけていたのですが、そのお姉さんがニコニコしながらもサッと移動してしまった事にうかつにも気付かず。
気がついた時には私に向かって 「お姉さん、綺麗だねえ。触ったりしないから。側で見てるだけだからね!」..。(u_u;) 
謙遜ではなく、化粧のはがれた夜の帰宅時なんて、知った人に逢ったら逃げたくなるくらいひどい顔な訳です。 こいつ、よっぽど酔いが回っているのか、誰かに絡みたかったのか..。
「私はお姉さんではなく、おばさんですから ( ̄□ ̄;)!!  」と言っても
「良いの良いの〜。可愛いね〜。」などと言って怯まない。
中央特快は停車しないし、程よく社内は混んでるし、 「面倒なヤツに捕まっちゃったなあ…」とウンザリしていると、 前にいた20歳くらいの若い硬派な感じのお兄さんと目が合った。 その目は「なんとかしてあげないといけないかなあ。」と確かに言っている!

私、その酔っぱらいに「この人、連れなんです。」
酔っぱらい「えっ?連れ?息子さん?」
「そうです。息子です!」もう破れかぶれ状態。
酔っぱらい、その男の子に「そう、お母さんなの。道理で、似てると思った〜!」 私、心で爆笑。
男の子「そうです。母なんです。」
酔っぱらい「良いよねえ〜、綺麗なお母さんでさあ。」
男の子「はい。自慢の母なんです。」 私、心で喝采!
ここから酔っぱらいは大人しくなり、その男の子と話を始めたのでありました。
国分寺で酔っぱらいが降りた後は、お兄さんと「変なご縁で一時の母にさせていただきましたが、助かった〜。ありがとう!」 「家の事を詳しく聞かれたらどうしようかと思いましたよね。」などと話ながら立川へ。
「気をつけて帰ってください」と最後まで私を見送ってくれた男の子は、 きっと「紳士たるものは如何なるものか」を体験してくれた事でしょう。
助けてもらっておいて言うセリフではないが…。

立川から青梅線に乗り換えると、そこに入って来たのはさっきスルリと逃げたお姉さん! 向こうも私を覚えてくれているみたいなので お姉さんに「おかげで変な体験しちゃったよ」などと話しているうちに お姉さんは法学部の学生さんだった事がわかったりして、色々と話が盛り上がってしまいました。
夜の電車は少々怪しいながらも、悪く無い物語が一杯です。 私にとっての本当の脅威は、ノリコと行ったシメの店「タカノフルーツパーラー」での この一品。 100718-1.JPG

おまけに付き合いで、こちらも頂いてしまいました〜。f(^_^;)  
100718-2.JPG

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. アトム より:

    三谷 幸喜の映画みたいな展開でしたね
    えっ、オレって息子なの?
    最近「ツレ」という言葉の定義が変わっているみたい
    配偶者だったり、同性の仲間だったり・・家族も「ツレ」になるんですか?確かに連れ子とは言いますね

  2. ヨシコ>アトム より:

    お兄さんもお姉さんもとても感じ良く、
    人間という生き物も、まんざら悪くはないなあ…と感ずる出来事でした。
    それにしてもアトムさん、事故の後、無理しすぎ〜!!

  3. gop より:

    深夜の中央線は色んなドラマがあって面白いですよねぇ。
    しかし良く出来た息子さんですな(^-^

  4. ヨシコ>gopさん より:

    名前も聞かずに別れてしまいましたが
    サッカー日本代表の長谷部にちょっと似ている感じの
    好青年でした。
    またどこかで偶然にお会いしたいものです。