二階の和室にある箪笥のお話です。
右の大きな箪笥は、両親が故郷を離れる娘(←だった私)のために揃えてくれた 故郷信州の松本民芸家具の和箪笥。
左の素朴で古ぼけた桐の箪笥は、以前着物に凝っていた頃、 着物収納用に実家にあった箪笥を譲り受けた代物です。
毎年この季節、大掃除で移動させる度に 背面の亡き父が書いてくれた覚書きにちょっとジ〜ンとします。
今から20年前、82歳だった祖母から譲り受けた事を書き残してくれています。
昭和三年は父方の祖父母が結婚した年。
実家の山にあった桐の木で二竿の箪笥を作ったうちのひとつだそうです。
父達が子供の頃付けたであろう傷や、私達姉弟が付けた傷。
近年では茶々丸クンが付けた傷までも、古さの中に包み込み ものともせずに存在する懐の深い箪笥です。
箪笥自体が時代物なら中味だってタイムマシン。
母からのお下がりやら私が揃えたものやらが一緒くたに詰まってます。
この帯は、母方の祖母のものです。
昔の帯は短く、今では帯としては使えません。
達磨という厳ついモチーフの割には、モダンなデザインなので いつの日かインテリアでの復活を狙っています。
今年も大掃除が始まり、潔い断捨離を目指すものの この箪笥の前では、様々な思いがよぎって、立ち止まってしまいます。
古くても、使わないものでも捨てられない。 私にとっては断捨離より豊かなものを与えてくれる「何か」が ここで守っていてくれるような気がするからかもしれません。
コメント
いい日記です。
この文字、ジ~ンとしますね。
さすがにおじさん達筆だなあ~。
父親の深い愛情を感じます。
もう大掃除が始まるんだね。
ところでよっちゃの日記が更新されたら私のブログに新着のお知らせが来るはずなのに来てないなあ。ちょっと調べてみるね。
明日母と弟が日帰りでやって来るよ(*^_^*)
あ~ぁ、あ~ぁ‥茶々丸~ッ!何て事をしてくれたんだ。
そんな由緒ある箪笥だったなんて‥
すまないねぇ‥‥
もう二度と箪笥に登らないように、よく言い聞かせるから‥って無理に決まってるよね。
ああ、夢のニカホテルが遠くなる~
昔の帯ってオシャレだよね。
昔、実家の母が古い帯を開いて、鏡台カバーを作ってくれた事があったよ。
大掃除は年末に大慌てするのも疲れるので
10月になったら少しずつ始めるようにしたんだよ。
それでもなぜか大掃除が終了するのは毎年年末なんだよね。
(*^。^*)おばさんもイサム君も懐かしい。
ナオチャの事だからしっかりサービスするんだろうなあ。
フライヤーとか使ったりしてさ。(^.^)v
私からも、ヨロシクネ!
あの箪笥は私の代でお払い箱だから
思い出の傷はたくさん残ってもいいんだよ。( ゜ー´)b
茶々丸クンには、夜暴れだけはやめるように
よ〜く言い聞かせておくれ。
お母様が古い帯で作ってくれた鏡台カバーとは…
それも決して捨てられない代物ですねえ。
病床の父から手紙貰いました。
(手紙と言う程、長い文章ではないですが)
流石にジ〜ンと来ましたね。
そうそう先の週末、久々にANOさん&オヤジッチと飲みました。
年金支給年齢、どうなるんでしょうねぇ(笑..ってられない)
ジーンとできる思い出があるのも
幸せな事かもしれませんね。
ANOさんはお変わりありませんでしたか?
日曜日にはリュウちゃんも乗ってた
オヤジッチの車と行き会いましたよ。
手を振っただけだけど。(^o^=)/
年金…。
どっちみち国民年金なんて雀の涙なのに..。
バカバカしくて、誰も払わなくなって
崩壊する日も来るのかもね。
ANOさん、お元気でしたよ。
音楽(ってフォークだけど)の話題で盛り上がりました。
オヤジッチは蚊帳の外でしたが(苦笑)
さて、日本国はどうなるのでしょう?
あれからもう3年以上経つんですね。
ANOさん、お元気で良かったです。
今日は、マミさん&カネゴンとヨガに行って来ました。
きしむ身体にムチ打ちながらも、
なんとか元気に生き延びようという魂胆です。