■セーラー万年筆株式会社:ロボット機器事業部
産業用ロボットRZ-Σ:操作用パネルコントローラー
[ デザインのポイント ]
◎ 高速&高精度取出機RZ-Σに相応しいデザイン
◎ 本体周囲に配したブルー(Sailorカラー)の軟質樹脂により内部衝撃を緩和する構造
◎ 両手で安定してホールドする「両手グリップ方式」
◎ 操作時、緊急時を考慮した本体のボタン配列
◎ 本体デザインとコーディネートし、視認性と操作性を考慮したタッチパネル画面
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おまけ:現場レポート-1:手作りモックアップ
コントローラーは、手に持って操作する関係で大きさ、持ち易さ、ボタン位置、などを実物に近い形で検討する必要があります。
アイデアがまとまって来た段階で、モックアップ(簡易模型)作りに入ります。
作業台と化したテーブルに積まれている材料は、スタイロフォーム、木材、金属、厚紙など。
代表はこの作業が意外に好きで、丁寧な良い仕事をします。
裏面グリップ部も作成して、持ち易さの検討をします。
ベニヤの中には金属板を入れて、実機と同じ重さになるような工夫もしています。
デザインプレゼンテーションの際には、実際に操作する現場の方々に大きさや使い勝手の確認をしてご意見を頂けるので、とても有効です。
プリントアウトした画像を表面に貼っているので、一見本物みたいです。
(エルグデザインのデザインプレゼンテーションは複数案:通常3点程度提出しています)
下画像は同じくプレゼンテーションの際に提出した、コンピューターグラフィックスによる最終スケッチです。
スケッチとモックアップの両方からだと、デザインになじみの無い方にも形状を容易に理解して頂けます。
(☟クリックで拡大します)
この後にコスト調整、設計検討が入り、最終試作品は設計データに基づいて作成するという流れで進みますが最初の簡易モックアップのイメージはそのままに量産化する事ができました。
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おまけ:現場レポート-2:タッチパネル画面デザイン
今回は製品の完成度を高めるために、本体のデザインだけでなくタッチパネル画面のアイコンやレイアウト、カラーリングを含むトータルデザインをご依頼いただきました。
下画像は画面デザインの途中段階です。
担当の開発者がプリントアウトした紙を未完成の実機に貼ってボタンレイアウトの操作性を検討していただいています。
このような地道な作業から改善を重ねて行きます。
アイコンやボタン形状など、新規作成項目が多かったため最後は目がショボショボになりながらも作成した最終データがこちらです。
(☟クリックでほぼ実物大に拡大します)