ウルル/カタ・ジュタ-その1

広大な荒野にそびえる一枚岩ウルル。 エアーズロックという名は、最初に発見したイギリス人の由来で命名されたそうなので 本来のアボリジニーの聖地の名「ウルル」と呼びますね。 最初に見た飛行機からの感動の姿です。 赤い道と、黒い低木の先に輝いて見えます。

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次の姿は、バスからの風景です。 大地は舗装された1本の道路が続くのみで、周りは地平線に囲まれています。 標識も風景になじみ、きわめてシンプルです。

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ウルルの近くを素通りして、最初に訪れたカタ・ジュタ国立公園は、大小36個の巨大な岩が連なる奇岩群です。広大な周囲をバスで巡りながら、ポイントで下車して散策します。 クッキリした空と乾いた空気のため、日本の風景のような遠近感が感じられません。カタ・ジュタの高さは約460m。岩のてっぺんに生えた木の大きさで全体の大きさを想像してくださいね。 休憩用の日よけのデザインはアボリジニー的で景観にとても良くマッチしています。

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ここは「風の谷のナウシカ」のモデルになったと言われる場所です。 現実と物語の境が分からなくなりそうな風景です。

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レンガのような赤い乾いた土は、ゴツゴツした固まりと細いパウダー状が混じっています。 歩く時はサイドに石を積んだ道から外れてはいけないルールです。 ひとつは、アボリジニーの聖地のため。 もうひとつは、毒蛇などの危険が伴うためだそうです。

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ここが全景が見えるポイントです。 岩にはアボリジニーの伝説の中にある「毒蛇のリル」などの名前が付けられています。 文字を持たなかったアボリジニーにとって、聖地の物語はとても大切なものだそうです。

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ウルルのサンセットを観るための会場に到着しました。 各国のオーディエンスがそれぞれに期待を込めて待ち受けています。

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我ら日本人コーナーには、スパークリングワインと簡単なおつまみが用意されていました。これから待ちに待った時間が始まろうとしています。

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スパークリングワインを片手に乾杯! 狙ってなかったけど、よく見たらグラスの中に伝説の逆さウルルが入っていました。

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それでは、夕暮れの始まり直後のオレンジ色のウルルから、暗闇に沈みそうなウルルまで 約10分間のショーの各シーンをお楽しみください。 (☟ウルルの写真はクリックで拡大します)

エルグデザインのウルル1 エルグデザインのウルル2

エルグデザインのウルル3 エルグデザインのウルル4

翌日は、早朝のウルル・サンライズ観光から始まり 天候が良ければウルルに登頂します。 さて、この旅の運はどのように私達を導くのでしょうか。

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コメント

  1. カネゴン より:

    ワ~ッこれが地球だね、って変な表現だけど‥やっぱりこの不思議な空間は
    日本では想像もつかないよ。
     
    これが海外旅行の醍醐味だね!!
    日本人のテーブルの御馳走、きっと他の国の人たちはうらやましかったろうね。
    続きを楽しみにしてるよ。

  2. gop より:

    で、世界の中心で愛を叫んだのでしょうか(^^?

  3. ヨシコ>カネゴン より:

    海外旅行は、疲れる部分もあるけど、刺激が大きいよね。
    人生観が変わるから、若い人にもドンドン行って欲しいと思う。
    カネゴンの秋のアメリカ旅行も楽しみだね!

  4. ヨシコ>gopさん より:

    「世界の中心で愛を叫ぶ」などという
    ロマンティックそうなお話は、全然知らなかったのでした。(^-^;).. 
    ウルルを見て興奮して、スパークリングワインを飲み過ぎた結果
    ヨレヨレになるという、ロマンティックには縁遠い体験でした。

  5. 直子 より:

    いいなあ~。
    非日常の世界って大切だなってつくづく思う今日この頃だよ。海外旅行なんてもう行くこともないかもしれないけどこの開放感がいいんだよねえ。
    食べ物はおいしそうに見えるけどそうでもなかったの?