「甥が京都の大学にいるうちに、母を連れて京都に行く」という使命を持った旅をして来ました。
母と同行するため、往復信州の実家に泊まり、京都で2泊、都合4泊5日の旅となりました。
齢80になった母は、長年車で移動する生活だったので足元が心配です。
「ついに杖も用意したし、足腰は歩いて鍛えたから大丈夫!」との事だったのに…甘かったです。
歩く早さは、私達の半分以下で、少し歩いては休憩するのもやむなし。
これは子供の頃から、母から世話になった分のほんの少しの恩返しなんだと感じます。
欲張らずにペースを落として、タクシーを使いつつ、のんびり行きましょう!
「東福寺」の通天橋から見た紅葉は見事でした。
縁側に座ってゆっくり庭を眺めたのは「光明院」
混雑する人気のお寺を敬遠して、甥に案内されて巡った「祇王寺」にて。
二条駅の雨よけ(の域を越えている…)は壮観でした。
この季節の京都はどこも賑わっていて、嵐山の渡月橋手前は、ものすごい混雑ぶりで渡るのをあきらめました。
洪水にも負けず、人間の荷重にも負けず、強靭な橋ですねえ。
夜は、京都の街の居酒屋や町屋を改築したレストランでお好みディナー。
週末は混むからと、二晩とも甥が予約していてくれました。 感心感心!(^0^)
旅慣れて来た最終日は、二条城を一周巡る事ができました。 約1万歩、大変良く歩けました。◎
最後は「恥ずかしいから止めてくれ〜!」と嫌がる本人をなだめつつ京都大学に連れて行ってもらい、強引に撮った記念の一枚。
敷地は広々として、意外に新しい校舎でした。 母もこれで安心し、満足してくれた事と思います。
紅葉や建築を観るよりも、母の具合を気にする方が長い旅でした。
こういう時を体験できて良かったと思うと同時に、 やがて訪れる老後のために、親の振り見て足腰は今から鍛えておくことにしましょ。