すっかり朝夕の冷え込みが本格的になってまいりました。
季節はめぐり、特に中年以降の秋は、物思う季節でもあります。
若い頃に比べて、年を重ねると「不安感が増す」ように感じます。
その原因を私は、年を重ねる毎に不幸な情報(天災・事故・事件・犯罪・不運・貧困・病気・etc..)が自分の中に蓄積され、 世の中はこんなにも理不尽で不幸な事に満ち溢れていたのかとういう悲しみを知ってしまう事。 そして年を重ねる毎に、数学上も自分の身に不幸が降りかかる確率が高くなってくるので不安感が増すのだと思っていました。
だからこそ、「今日の無事に感謝する事」が自然とできるようになるのは、年を取った証でもあるわけです。
でもニカさんに聞いてみたら、全然違うのです。
ニカさんの不安の元は「年を取ると残りの時間を考え、仕事の上での失敗が許されなくなるから」なんだそうで、他は人生の不安とは関係ないそうなのです。
人の価値観ってなんて違うものだろう..、(変人だとは思っていましたが ←ニカさん)今更ながら唖然とします。
先週の「カンブリア宮殿」にデザイナーの梅原真さんが出てお話しされていましたが、とても共感するものがありました。
梅原さんのパッケージデザインに対して、こちらは工業デザインの違いはあるのですが、ニカさんのいつもの考えに、とても近いものがあります。 地方の「底辺にある産業が元気になる事」を目標にしているのも同じです。
エルグデザインも、小さな製造業と一緒に幾つかのプロジェクトを進めていますが、とても良い刺激をいただきました。
自然やモノの本質から発想して行くのも、田舎暮らししかできないのも似ているかも。
人生の不安感は、何かに夢中になっていれば自然にぼやけてしまうもの。
あーだ、こーだ、と想うより前に、動く事が一番なのだという事なのでしょう。
写真はいつもの霞川沿い散歩道からの小さな富士山。(富士山、どれでしょ?)
コメント
日暮れが早くなってきたね。
夕日に染まる富士山があっという間に闇に消えていく‥
ババは毎日口癖のように「ツルベ落としだ」って言ってるよ。
ヨシコちゃん、物思いにふけりすぎて、負の螺旋にはまらないようにね。
青春時代の想う秋はロマンチックだけど、この歳になると身体に毒だからね。
美味しい物をたべて、忙しくしているのが一番だよ。
人間は、枯葉が落ちる頃になると
条件反射でメランコリックになっちゃうよね。
元気出ないモードの時は、
ひとりで考え込まないのが一番かも。
カネゴンとのヨガもおしゃべりも
良い薬になってるよ!
いつもありがとね。
私はよっちゃの感覚とまったく同感だわ。
不安が増すようなことを考えさせないくらい夢中になれるものがあったらいいのにな。
1日1日を無事に過ごせたことを毎晩感謝しているよ。
いつこの穏やかな日々が崩れるかわからないんだもんね。
賛成票ありがとな!(^.^)v
何も怖くなかった、若くてオバカな時代が懐かしいぜ。
当時は、何をするにも夢中になって、
自分に老後が来るなんて想像もせず
永遠に世界は広がるものと思ってた。
今でもまだ遅くないか!?(^-^;)..
先日久々にオヤジッチと飲みました。皆さん先が短くなっても大変です。
小さな製造業と言えば「下町ロケット」なかなか面白いです。
人生80歳も過ぎたら、50代、60代さえも
「あの頃は若かったなあ〜」と思えるのではないかしらねえ。
「下町ロケット」は、以前原作を読みました!
モヤモヤドキドキしながらも、最後は感涙でした。