全6巻という長編のため、手に取るのに腰が引けていた五木寛之の「親鸞」ですが、眠る前に読み始めた途端にハマってしまい、最初の一冊を明け方までに読み終え、その後も目が冴えて眠れず久々に徹夜してしまいました。
さすがに徹夜明けの1日は、頭の芯がジーンと麻痺したようで、もう散々。 こんな調子では、もはや厳しい修行などは、とても無理な我が身のようです。 なので翌日のため、あまり夢中にならないようにセーブしながら、間もなく2冊目を読み終えるところです。
「親鸞」は、浄土真宗の教えを説く本というよりも、一人の僧の人間としての葛藤と成長を大変な想像力で膨らませた壮大な物語です。 宗教、哲学、家族、愛、冒険、苦悩、多彩な登場人物、感動、サスペンス、策略、勢力争い、時代背景、などの要素が混じり合い、次から次へと変化が起こり途中で辞められない物語。
私は、限りなく無宗教に近い仏教徒です。 千年ほど昔の厳しい時代に生きた民衆のように、切に地獄から救われたいという欲求がないのは、今が幸せだということの証で感謝しかありません。 でも、今より少しでもましな人間に成長したいという焦りが常にあります。
「親鸞」を読んだら何かが変わるかな…と期待して読み進めていますが、あれほど厳しい修行をつんだ親鸞でさえも、常に葛藤し続ける姿に、少しホッとする自分もいます。
多分、大台に乗った自分の年齢も、このような本に巡り合うタイミングだったのかもしれません。 今しばらくは「親鸞」を楽しみながら、鎌倉時代の世界感を旅したいと思います。
今年の冬は寒いのですが、もう日向では梅が一輪づつ咲き始めました。
なのに、今夜からは関東地方も雪になるようです。
春の直前の一番寒い季節、ひどい被害になりませんように。
コメント
難しそうな本を読んでるんだねぇ
でも五木寛之だから読みやすいかなぁ
私は今みーさんから借りた本を布団の中に持ち込んで読んでるよ。
たいてい10分くらいで寝落ちしちゃうけど、一度夢中になって、
12時過ぎても読み続けていたら、その後、頭がワンワン?して
明け方まで眠れなかったわ。
面白くても無理しちゃいけないね
「今より少しでもましな人間に成長したい」謙虚ですね~。
どういう方向に成長するのか楽しみにしています(笑
青梅は大雪になるんでしょうね、お気をつけて。
私もいつもは眠り薬としての、短編派なのよ。
親鸞は、難しそうだし長編なので、
グズグズしてから読み始めたけれど、
意に反して面白い!
今日、中央図書館から、全巻借りちゃった。
でも寝る時間を逃しちゃうと後が辛いんだよね。
眼もしょぼしょぼするし… 、無理はできないわ。
(^^;;
これでも、アトムさん達と仕事をしていた当時より
少しは、マシになっているんじゃないかと思うのですよ。
(^ω^)
これから、どういう方向に行くのかなぁ。
まあ、期待して見守ってください。
^_−☆
すごい~。
たぶん私ならはまらない難しい内容だなと思う。
でも時間を忘れて読めるなんてすごいね。
人だけじゃなくて本とも出会いなんだと思う。そこから教えられることも多いしね。
今朝は月曜日なのに大雪の注意報が出ていて鉛のように気持ちが重たいです、
どうかあまり積もりませんように。
ワハッ! (*^。^*)
ナオチャの方が、私よりず〜っと
文学少女だったではないですか。
読んだらナオチャもきっとハマって、
仕事に差し支えるかも。
こちらも雨から雪に変わりました。
ひどくならないと良いねぇ。