事件とイベント

2週間前、起きてはいけない事が起こりました。

ニカママ = 友子さんが施設で介護士に暴力をふるわれ、大怪我(肋骨3本骨折と上腕の脱臼)をしたという連絡を受け、私達も病院に駆けつけるという事件がありました。
友子さんは、ワガママなど言わず「ありがとう」の言える入居者なので、これまで職員の方々に良くしていただき、私達も施設には安心して任せられ感謝していました。
それがたった一人の介護士のせいで、とんでもない事になってしまいました。

事件直後の友子さんは、恐怖で夜も眠れずうなされていたようです。
病院では「もう死にたくなっちゃった」などと、心身に受けたショックを隠せません。

皮肉なもので、この事件のおかげで月に1度の窓越し面会しかできなかった状況から、週に1度の長時間の対面面会ができるようになりました。
コロナ感染防止のため友子さんの個室には入れなかったのに、この度初めて部屋に入って様子を確認する事もできました。
施設の方々も今まで以上に気を使ってくれています。

今は少しでも寄り添って、友子さんの心と身体の傷が癒えるよう努めるしかありません。

先日は警察の供述調書作成というものに、生まれて初めて立ち会いました。
抵抗できない高齢の女性に大怪我させるなど「ごめんなさい」では到底許されない事なので被害届を提出しました。

犯人の介護士は、現在自宅謹慎中です。
私達は逮捕起訴される事を望んでいますが、今後の検察の判断次第だそうです。

時をほぼ同じくして、施設内の虐待で92歳の女性が亡くなったニュースがありました。
一歩間違えたら同じ事件になるところでした。
犯人は、友子さんが怪我で済んでくれた事に感謝し、猛省して欲しいです。



話は変わって、先週25日(日)の夕方。
いつもの散歩に出かけてみたら、おやおや!?
いつもは閑散としている霞川の広場が、屋台など出てずいぶん賑わっています。


そこで「二階堂さんですか?」と声をかけて驚かせてくれたのがこちらのKさん。
田んぼを愛し、ボランティアで地域の美化と進化のために活動している方です。
この日行われたイベントの主催メンバーでもあります。
エルグデザインのホームページを見てくださっていて、私達の散歩姿も何度か見かけていつか声をかけようとしていてくれたようです。


イベントの詳細はこちらでした。
涼しい川沿いの広場で、ボ〜ッタイムを楽しめます。


散歩の帰路は夕暮れ時になりましたが、まだまだ広場は賑わい続けていました。
コロナ禍で忘れかけていた温かみのある賑わいです。


私達も青梅に住んで35年以上。
地域の元気のためにご協力できる事でしたら、いつでもお声がけくださいね。

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コメント

  1. カネゴン より:

    びっくりしました。
    何よりもニカママさんの命が無事でよかったです。
    まさか、あの施設でおきてしまったなんて信じられませんが、絶対にあっては
    ならない事です。
    こういったニュースがテレビなどで出ると、認知症の方が暴れて大変だったんだろうか?
    なんて思ったりもしていましたが、ニカママが何で??と驚きと怒りでいっぱいです。

    それよりニカママの気持ちを考えると、色々な事を経て、やっと静かな落ち着いた生活
    ができていたのに、ほんとうに可哀そうです。
    コロナも落ち着いてきたから、たくさん面会に行って、たくさんお話してあげてね。

    先週ヨシコちゃんがちょっと調子悪かったのもそのせいもあるのかしらね。
    ニカ家も、色々大変でしょうが、自分たちの体調も大事にしてね。

  2. アトム より:

    2週間前
    「今週我家は少々落ち着かない日々でした・・・」という記述がちょっとトゲのように引っかかっていました。この事件の事だったんでしょうね。
    読みながら時同じ別の事件とやっぱり重なりました。
    継続して入居してもらうか考えてしまいますね。
    個室入室可とのこと、面会で穏やかな心が戻ることを祈っています。

    ウチは数年前、施設の防災避難訓練で車椅子の母親を曲がり角で振り落とされ
    防ごうにも手が動かないので額と目に大きな青タンを作られました。
    故意では無く不注意なので謝罪だけで済ませましたが。(事件ではなく事故ですが)

  3. ヨシコ より:

    >カネゴン
    犯人は、若い男性職員です。
    なのに、あんなか細い老女を殴るなんて、信じられないよ。
    今はせっせと美味しくて好きな物や、綺麗なお洋服を差し入れしているのよ。
    直後のニカママは動揺していたけど、最近は少し落ち着いてきたみたい。
    この際、老人力は強い味方だわ。
    今回のお話、施設の名前は世間には内密でよろしくね。

    私の体調は、お陰様で少し期外収縮があっただけで大丈夫。

    そうそう、今日はカネゴンのブログにコメントしようとしているけど
    ハネられちゃってます。
    また明日挑戦してみるね。

  4. ヨシコ より:

    >アトムさん
    この事件はブログに書いて良いものか迷ったけど、差し障りのない範囲で記録に残してみました。
    施設の方は、これまでとても良くしてくれていたし、今回の事件後は規定通りに、病院、警察、役所、などにすべきことをしてくれているので一応安心しています。
    それに今は何もかも特別待遇で気を遣ってくれているのでニカママも元気を取り戻しつつあるみたい。
    施設の部屋はユニット式の個室ですが、自由な個室だからこそ起こった事件であるのが痛し痒し。

    お互いに、年老いた母たちの余生が健やかであるよう、悔いの残らないようにしたいですね。

  5. 直子 より:

    びっくりしたよ。
    そういう話はたまに聞くけど、どこか遠い世界のことだと思っていました。
    こんな身近でそんなことが起きるなんてね。
    その介護士は解雇にはならなかったのか?
    許されることじゃないよね。
    ニカママは少しずつ元気を取り戻しておられるようだけど、ショックや恐怖は計り知れないものがあったことでしょう。
    胸が痛くなります。
    周りの力で心も身体も回復していってくれますように。

    それからこのイベント。
    あったかくてホッとするね。
    ホームページを見てくれていて、散歩するところも見かけてくれていで声をかけてくれたなんて素敵な出来事だなぁ。
    またご縁が広がっていきそうだね。

  6. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    心配してくれてありがとう。
    ウチも実際起こるまでは、まさかニカママがこんな目に遭うなんて想像もしなかったよ。
    ニカママは、病院に駆けつけた時は「もう死にたくなった」とか言っていたのよ。
    傷も痛むようだしね。
    今は少しずつ事件の記憶は薄れているようなのが幸いです。
    犯人の介護士は、現在は自宅謹慎中だよ。
    これから逮捕起訴される事を望んでいるけど、検察の判断次第なんだって。
    カッとする性分の人は、二度と介護士として戻ってはいけないと思うけどね。

    ご縁は、思わぬところに転がっているんだね。
    どこに繋がっていくか、楽しみだよ。