母との毎日の電話は、田舎情報満載です。
先日の話題は「実家の近くに住む90歳近い爺さんが施設に入りましたとさ。80歳も半ばのその奥さんがニコニコ顔で母に言うには『お爺さんが施設に入ってから、今までの人生の中で毎日が最高に幸せ!』なんだって。」…というお話。
80過ぎて、それまでの人生全面否定?!なんて正直なお婆さん!
話を聞くと、田舎でお爺さんに先立たれたお婆さんたちの多くがそう言っているらしいです。
これって、喜劇なのか?悲劇なのか?…それともホラーなのでしょうか。
お婆さん達の気持ちもわかります。
私の子供の頃の昭和の田舎はこんな雰囲気でした。
法事で家に親戚や近所の人が集まると、おっさん達は「女衆、酒持って来い〜!」と酔っ払い、おばさん達は台所仕事に追われて座ってなんかいられない。
野良仕事で一日中一家総出で働いても、帰宅後に夕飯の支度するのは女の仕事。
いなくなって清々されるお爺さん達は自業自得かもしれません。
自分がいなくなった時、相方がしみじみ寂しがってくれるよう、常に協力と感謝を忘れないようにしないとね。
そろそろ桜をモチーフにした猫の絵を描こうと思っていたら、描かないうちにもう桜が咲き始めてしまいました。
なので今週は、私が30代の頃描いたアクリル画の再登場です。
満開の桜の花の下で居眠りし、紙風船が風で揺れるのに目覚めたクロスケです。
もうこんなにたくさん桜の花を描く気力はありません。
今描くならどんな桜になるんだろう。
本格的な桜の季節までには、一枚仕上げてみようと思います。
コメント
手が掛かって大変だと思うけどこの和情緒のあるクロスケシリーズが一番好きです。
他に「冬の置物」「月見ヶ岡の猫」「コロコロ」・・・なんかね。
老夫婦だと老々介護で共倒れになるのは目に見えてるし。
お互いの幸せには合理的な判断も大事ですね。
>アトムさん
あの頃描いた絵は、時間をかけて丁寧に描いたものでした。
今はもう、その根気が続きません。
これも一期一会ですね。
母の知り合いは、90歳近くて自分のことだけで精一杯なのに、
亭主関白なご主人の世話をしている人がいるみたい。
それは不幸ですよね。
出来る間は助け合い、難しくなったら変化を受け入れますか。
私らの親の世代はそうだったね
考えてみれば、私も中学生くらいまで毎年正月に父親の職場の人たちがウチで宴会して、
母と私がこき使われていた記憶があるわ。
今じゃ考えられないよね。
私が一人になったらどうかなぁ…
最初は淋しいかもしれないけど、1年もしたら、もっと羽をのばしてるかもね。
そのためには自分の身体のメンテナンスをしっかりやっておかなくっちゃ!
昔はパッチもそうだけど、細かい事をよく頑張ってたよね。
今は始めても長続きできないよ。
やっぱりやれる時にやりたい事をするのが大事だね
>カネゴン
ウチの実家の方だけでなく、昭和の時代は日本中がそんな風だったのね。
嫁は家政婦だったよね。
その点は、あの時代より良くなったと思う。
私が一人になったら…、寂しいけど、ニカさんを残していく方が精神的に大変だわ。
あとは残されたもの同士で楽しくやりますか。
パッチワークの作品も今見ると神業だよね。
あの頃はそれがおしゃべりしながら余裕でできたもの。
手先の器用さと、根気の両方減退してるわ。
今のうちにできる事をできるだけしておこう。
わはは、田舎の様子が目に浮かぶよ。
近くに90近いお爺さんなんていたっけ?
田舎は人の噂話をサカナにお茶飲みしたりするから私は田舎のそういうところが嫌いさ。
松本も田舎だけどあんなに人の噂話はしないよ。
あのまま実家の近くで嫁に行っていたなら、私も何の違和感もなくそういう世界にいたんだろうなと思うと松本市民で良かったなとつくづく思う。
もう桜が咲き始めたんだね。
こっちはまだだよ。
ひとつひとつの花びらがとても綺麗に描けているね。
ニャンコも気持ちよさそう。
>ナオチャ
私も子供の頃から、田舎の男尊女卑なところも、悪い噂話が多いところも、嫌いだった。
お互いに、ぞれが嫌で地元を離れたところがあるかもね。
松本の方が環境が良いんだね。
お互い良かったな。
そのお爺さんはサカマキさんって言ったかな…?
母は、嬉々とした奥さんを見て、ちょっとビックリしたらしい。
これも噂話だけどさ。v(^-^;)..
こちらはずいぶん開花したよ。
暖かくなって、近所の猫達は、眠たそうだし、気持ち良さそうだよ。