母守り帰省と写真修復

弟夫婦が出張(← 半分以上遊び.. )で中国に出かけた間、3泊4日で実家の母守りに出かけていました。

母は今年で90歳。卒寿を迎えます。
昨年転倒して大腿骨骨折した後は、自力で歩けるまで回復し、身の回りのこともできていますが、4日間も一人にしておくには心配です。

今回のミッションも、母の安全を見守り、かつ美味しい物を食べさせて楽しい時間を過ごさせること。

青梅から信州飯田までの旅で、心配なのは雪予報でした。
行きの高速道路は、雨のち濃霧。
1日置いて、23日は結構な大雪になりました。


その雪の中、母を連れてドラックストアやスーパーマーケットを廻り、日常の必需品や食料をたっぷり買い込みました。

車椅子に乗せた母を押しながらの買い物は、数年前のニカママ友子さんとの思い出が蘇ります。

そういえば、少しゆっくりペースになった話し方も友子さんに似て来たみたい。

同じような道程を辿り、「自然な老い」を教えてくれるハハーズです。


母の足腰はだいぶ弱りましたが、食欲と気力は充分です。
3度の食事をゆっくりたっぷり食べてくれて、ビールも少し飲んで、時間の経つのも忘れるほど遅くまでおしゃべりして過ごしました。


母には充分に満足してもらえたようで、今回も重要なミッションを果たすことができました。


帰路についた土曜日は、前日の雪が嘘のような好天に恵まれ、美しい雪景色や樹氷を眺めながらの快適ドライブになりました。
ここは諏訪湖近辺。
幼馴染のナオチャはここからもう少し北の街に住んでいます。


冠雪した富士山も見事です。
この後は予想された渋滞もなく、無事に帰宅することができました。


そして、本日の日曜日は、実家の方はまた大雪になっているそうです。

この幸運。ご先祖様が見守ってくれたとしか思えません。


帰り際に、母がすまなさそうに「この写真、気に入っていたのに痛めてしまった。直せないかなぁ」と出して来ました。

あらまぁ、肝心な所が損傷しちゃってますね。


実家が天竜川の水害で流された翌年、私たち家族4人が千葉から戻り、仮住まいをしていた家での1枚です。
家を再建するまで、小さな平家に一家6人が暮らしていました。

私が4歳6ヶ月。弟は2歳。
そして母は、なんと28歳…。
撮影したのは、今は亡き、当時32歳の父だと思います。

ご安心ください。
完璧に修復してみせましょう!

急ぎで修復してみました。

60年以上前の、おもいっきり昭和な家族が蘇りました。

少し色あせた、カラー写真にしても良いかな。

もうフィルムも残されていない一枚です。
デジタル技術よ、ありがとう!

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コメント

  1. カネゴン より:

    車の運転、お母様のお世話、お疲れ様でした。
    お母様はお元気そうで何よりだけれど、後ろ姿を拝見して、やっぱり90歳になるんだなって思っちゃったよ。
    それでもカネゴン家のババーズのように、ボケて話がトンチンカンにならないのは羨ましわ。
    実家から帰る時、後ろ髪を引かれるような、うれしいような複雑な気持ちだったでしょう。
    私も当時を懐かしく思い出したわ。

    ヨシ子ちゃんの4歳の写真、目がキリッとして、頼りになるお姉ちゃんの顔してるね。
    私の4歳の頃の友達は、ちょうどこのヨシ子ちゃんの写真に似た雰囲気の子だったわ。
    よくケンカしてすぐ仲直りしてたけど、どうしてるかなぁ
    幼なじみのナオチャさんは、この頃から一緒だったの?
    幼なじみが繋がってるって、羨ましいよ。

  2. アトム より:

    週後半は冷え込んだから積雪が心配でしたね。
    最近はチェーン規制まであるから身動き取れなくなっちゃう。
    お母さんとニカさんとの会話、この距離で耳も聞こえるんですね。お元気だ。
    耳が遠くなって会話に入れなくなると疎外感感じちゃうしね。
    写真修復、自分もコツコツ直すの好きです。
    顔の横断線も綺麗に直ってお見事!

  3. ヨシコ より:

    >カネゴン
    この写真の母は、夜で髪はボサボサ、化粧もしていなかったからもあるけど
    姿勢なんかにもやはり年を取ったと感じるよ。
    母の部屋は離れにあるので、見守りながら一緒に移動するにも一仕事。
    おかげで少しは親孝行できたかも。
    今回は、母の方が別れが辛いようで、ちょっと切なかったよ。
    でも毎日の電話の会話に戻って、これまでの日常が戻った感じでホッとしています。

    私は頼りになるお姉ちゃんだったのさ!

    ブログ友達のナオチャは、写真の仮住まいから、新しい家に移った時からのお隣さんなの。
    私が5歳からのお付き合い。
    ナオチャは、私とは半年違いで一学年下だから、私はお姉さん気分だったよ。
    もう60年以上の付き合いになるんだよねぇ。

  4. ヨシコ より:

    >アトムさん
    年と共に、雨、雪、夜の高速道路の運転は避けたくなりますよね。
    今回も、天気には随分気をもみました。

    ニカさんは、母と気が合うようで、気持ち良く話をしてくれるので助かってます。
    母は、目と耳は良いので、これも助かってます。
    会話は元気の秘訣ですものね。

    写真修復は、結構ハマりますね。
    自分を、スタイル抜群の超美人にしようと思えばできるかも。(*^^*)

  5. 直子 より:

    わーい。
    懐かしい写真ばかりだ。
    子供の頃、よっちゃのお母さんは若くていいなあと思っていたけどもう90になるのかぁ。
    ここまで来ると90も95もそんなに大差がない気がしてくるよ。
    あの家に引っ越してくる前に住んでいたところがあっなんだね。
    知らなかったよ。
    昔の文房具屋さんをやっていたんだよね。
    水に浸かって乾いた鉛筆を貸してもらってよく絵を描いたなぁ。
    ノートとかもあったよね。
    離れの2階でよく遊ばせてもらったっけ。
    どれも懐かしい思い出だわ。
    故郷はいいなあ、

  6. ヨシコ より:

    >ナオチャ
    今回帰ったは良いけど、ずっと雨や雪だったから、懐かしい景色の写真は今ひとつ撮れなかったのよ。
    母も今年で90歳になるよ。
    95歳のナオチャのおばさんの方が足腰達者かも。
    母はやっぱり年を取ったなぁと感じるけど、そこそこ元気で幸せを感じて暮らしてもらえたら言うことなしさ。

    この昔の写真の家は、ウチの前の道を天竜峡方面に行って、ケイゾウ君の家に曲がる道の角にあったよ。
    今はまた違う建物が立っているみたい。

    さすがナオチャ、ウチの昔の実家のこと、良く覚えていてくれたね!
    昔ナオチャと遊んだ離れは建て替えてしまったけど、庭はそのままだよ。
     
    でも、実家はもう弟夫婦の家になってしまった感じがあるよ。
    母がいなくなったら、もっと遠いものになってしまいそうだよ。