交通パニックの一周忌

東京も猛暑日となった金曜日、ニカママ友子さんの一周忌の法要が横浜のお寺でありました。

この日は肝心の法事より、暑さと交通パニックに翻弄された1日となりました。

横浜まで交通機関を使うため、前夜Suicaの残高をカードリーダーで検証しました。
当日ゴタゴタしないための完璧な準備!だったはずですが。
ニカさんが、いつものSuicaを残高の多い昔のSuicaに入れ変えたのが運の尽き。

当日、駅の自動改札機にSuicaをタッチしても、無反応…。
駅の係員に聞いてわかったことは、使われなくなって10年経過したSuicaは使えなくなるという事実。
そんな事、聞いたことないよ〜。
それでゴタゴしている間に乗れるはずの電車は行ってしまいました。泣…
「特別な機械に通せば復帰するかもしれない。立川駅なら可能かも…」という曖昧な情報のまま、この際スマホにSuicaアプリを入れようか、などと検討しながら立川へ。
立川駅の乗り継ぎの際、ダッシュでみどりの窓口をハシゴして古いSuicaを復帰してもらい、なんとか時間ギリギリで電車に乗り込みました。

どうにかお寺に最寄りの高座渋谷駅に着いたのは良いのですが、タクシー乗り場で待てどくらせどタクシーが来ない。
炎天下の中、ジリジリと20分以上が過ぎ、もう手当たり次第タクシー会社に電話するしかない!と思ったその時に奇跡的にタクシーが来ました。
運転手さんによると、「コロナ禍でタクシー離れが進み、辞めた運転手さんが戻って来ないので、どこも運転手不足で、タクシーはほとんど来ないよ。」とのこと。

今回の法事に参加してくれたニカさんのイトコ夫婦も「タクシーがない!」という同じ目に遭いながらも、なんとかバスでたどり着いてくれました。

家を出てからお寺まで3時間あまり。
一息つく間もなく始まった肝心の一周忌の法要は、猛暑と午前中のバタバタで放心状態。

ありがたいお経も、ボ〜っとして上の空。
罰当たりで申し訳ありません。


一周忌法要の後は、1年ぶりのお墓参り。

お墓を粗末に扱う気はありませんが、ウチでは毎日遺影に向かって話しかけているので、この石の中に魂が眠っているとは感じられません。

ニカさんの両親の魂は、世界を自由に行き来していると感じているし、私たちのお骨も魂もこの場所には入らないと決めています。
連続罰当たり発言で申し訳ないです。

早速バチが当たったのでしょうか。
お寺からの帰路もまたひと騒動。
タクシー会社何件かに電話しても「管轄外です!」とか「1時間待ちです!」などと完全に見放されました。

ここで2〜30分無駄な手を尽くした末に、土地勘がある横浜在住のイトコの提案で「バスで行こう!」ということになりました。

しかし、そのバスも行き先が不明確で、この後ニカさんが別のバス停を探しに行ったスキにバスが来てしまい、ニカさんは別のバス停から合流するというヒヤヒヤの綱渡り。

今回も中華街まで行く予定でしたが、時間も遅くなりお腹もペコペコなので、横浜駅ビルのイトコ行きつけのイタリアンで精進落とし。

朝からのドタバタ続きの後のビールの味は最高でした。

この店で3時間ほど休んで、たっぷり食べて、たっぷり会話して、なんとか青梅に帰るパワーがチャージできました。

ニカママ友子さんからの指輪は、この日1日一緒でした。
「皆、今日は1日大変だったねぇ。ご苦労様」と言ってくれているような気がします。

帰りの満員の横浜線では、私達がよっぽど年寄りに見えたのか?、疲れているように見えたのか?、フィリピン人の刺青のお兄さん2人が、席を譲ってくれました。

人生初!電車で席譲られ体験です。

ちょっとガッカリな気持ちもありますが、50分近く座れて(しかも爆睡!)とても助かりました。

捨てる神あれば拾う神あり。
お兄さん達、ありがとうございました!

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コメント

  1. アトム より:

    てんやわんや、お疲れさまでした。
    不慣れな場所に行くと要領を得ませんね。
    都会に住む人はタクシーアプリが必要そうです。
    10年ほど前、義妹の一周忌で東京に車で行った時に事故渋滞。
    東名高速を降りたり上がったりの判断がすべて裏目に出て教会に大遅刻してしまいました。
    電車に乗ること無いけど譲られたらどうしよう。
    上目使いに席を譲る素振りが見えたらドキドキして場所を移動しちゃうかも・・

    • ヨシコ より:

      >アトムさん
      これまではタクシーが拾えたので油断していました。
      いつからこんな不便な日本になってしまったのでしょ。
      タクシーアプリ、検討しなくちゃ。
      滅多に乗ることはないのですが…。

      義妹さん、お若くして亡くなられたのですね。
      残念で大変だったことでしょうね。

      初座席譲られ体験。
      まさか私?と思って、何が起こっているのか理解するまでに時間がかかりました。
      一旦はお断りしたのに、それでも譲ってくれたので、お言葉に甘えました。
      一度経験すれば、もう怖いものなしです。

  2. カネゴン より:

    暑い中お疲れ様でした。
    何やかんや言いながらも立派なお寺で、ご供養ができて良かったと思うよ。
    二階堂家のお墓は新しくて立派なんだね。
    てっきり先祖代々の苔生した古いお墓だと思っていたよ。
    いずれやらなくてはならない墓じまいも大変そうだね。
    でも、まずは一区切りついてホッとした事でしょう。
    ちょっとゆっくり休んでね。

    それよりヨシコちゃん、Suicaの件、3月30日の私のブログのコメントで、10年なんてあっという間だよね、気を付けてって書いてくれたじゃないかぁ!
    私もSuicaカードに書いてあるでしょうって駅員に言われたけど、そんなの小さくて見やしないよね。

    席も譲ってくれる年齢になったんだね。 そろそろ疲れた時はシルバーシートに座っても良いよね。

    • ヨシコ より:

      >カネゴン
      とにかく無事に法要を済ませられて、ホッとして
      今日は何するのも億劫な感じでだらけて過ごしたら、やっと普通の体調に戻ったよ。

      ニカ家のお墓は、ニカパパがお墓の権利だけ購入していて、亡くなった時にお墓を立てたの。
      結局二人しか入らないお墓を作って、墓じまいするなんて、非合理なシステムだよね。
      もうこんなお寺のシステムは続かないんじゃないかと思ちゃうよ。

      10年Suicaの件、そうだった!
      カネゴンのブログにあったばかりなのにすっかり忘れていたわ。
      ニカさんのSuicaが10年も使っていないなんて知らないし、
      時間に焦って冷静さを欠いてしまったわい。
      ほんと、10年なんてあっという間だね。

      イヤイヤ、まだシルバーシートには座らないわよ!
      …って、これが年寄りの冷や水ってやつ?(*^^*)

  3. 直子 より:

    いやあ、盛りだくさんの一日だったんだね。
    読んでいても疲れてきたよ。
    でもこんなドタバタもいい思い出話になるんだよね。
    長いこと通らないと、交通事情も変わってくるんだよね。
    私はいとこ会に行く時に国道通っていったつもりが見たこともない田んぼ道みたいなところにはまってしまって最後にはスマホのナビにお世話になったわ。
    帰りに自分の思っていた道を通ったんだけど、道路が新しくなっていてびっくりしたよ。
    いずれにしても無事に法寺が終わって良かったね。
    お疲れ様でした。

    • ヨシコ より:

      >ナオチャ
      ナオチャも道に迷ってヒヤヒヤ経験したんだったね。
      一人で道に迷うと、焦るよね。
      環境もシステムも、どんどん変わっちゃうからついていくのが大変だわ。
      お互いに、今はスマホやナビがあるから、まだマシだったのかな。

      とにかく一周忌が滞りなく終わってホッとしているけど
      お寺からは、三回忌は来年ですから!と念を押されちゃった。
      また一年後にこんなドタバタはもう懲り懲りなんだけど、どうなるんだかなぁ。