昨日のツアーで知り合った方から「王宮のツアー意外に良いですよ」と聞き今日もガイドさん付きのツアーにする。
安易であり不本意でもあるのだけど、母付きでダウンタウンを歩き回るより安全優先で決定!
午前中、プラケオ寺院(エメラルド寺院)、王宮、ポー寺院、アルン寺院他を回る。
小さなガラスだの陶器の破片だのガラクタの様な物の寄せ集めでも、ここまでやればすごいぞ金ピカ!ヨーロッパのお城と比較すると安っぽくB級的な感じはいなめないのだけれど、写真で見るよりずっと存在感がある。
さすがにシンプル好きのニカさんさえ感心したみたい。
アンコール遺跡でもそうだったが、チリも積もれば山となる的、人間の可能性を超えた作業の蓄積は圧縮してからビックバンを起こしそうなパワーがある。(分かりにくい例えだったか...)
今までになくB級的金ピカに価値観を見いだして満足。
こんな金ピカ寺院を持つタイの人々も日本の京都などの古都にに観光に来るらしい。
ガイドさんに「日本の古いお寺を見てタイの方々はどう感じるのでしょう?」と聞いてみた。すると意外にも「素晴らしい!」と大喜びなのだそうだ。
「詫びさびの世界が分かるのでしょうか?」と聞くと、30回も日本に添乗しているガイドさんも詫びさびの意味を知らなかった。
どうやらタイのTVで日本の時代劇を見ていてそれと同じような世界を目にする事を喜んでいるみたい。
確かに観光客なんて、私を含めて、そんなものですよね。
街の観光中に目障りなのは、日本人のおじさんとタイ人の綺麗なお姉さんのカップルだ。
大体おじさん達はにやけながらお姉さんの肩を抱いてご機嫌だ。見ていて悲しくなる程、軽率な感じ。
お姉さんはというと、派手な格好はしてるけど楽しそうじゃない。
なんとなく想像できる関係だな。
日本じゃモテないからって、タイなら安いからって、醜態さらすな、エロじじい!
午後は免税店にて買い物。
私は自分用にタイシルクの巻スカートとショールを購入。
色々見て歩いたけど、これぞ!というお土産にはなかなか当たらず、
楽しみにしていたバンコクでの買い物の前途は暗雲。
夕食はまたもや正房さんに案内されて、豪華バンコクの中華料理。味も見た目も絶品。
こんなに贅沢でなくていいのに...。
正房さんも母がいるので料理の選択に気を使ってくれているのがわかる。
母がいなければ、地元のタイ料理の屋台をはしごするところなんだけどなあ。(喜んでいる本人には言えないけどさ)
正房さんから、僻地に電気を通す工事をした時、ついでに掘った井戸の方が村人に喜ばれた話だの、正房さん夫婦が仲人をしたタイ人の花嫁が正房さんがホテル側に気を利かせて渡したチップを「不必要だ!」と取り返して来るくらいタイ人の女の人は気が強いだのといった話を面白おかしく聞きながらバンコクでの最後の夜はお仕舞い。
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