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ヴァラナシの牛
2001.06.12/TUE

ヴァラナシはガンジス沐浴で有名な土地で全国からヒンドュー教徒が聖地として訪れる。
牛はデリーに比べて更に多くて駅のホームにも入り込んで大胆なおしっこしてる様な状態。
回りの人々はそれに対して何の反応も無し。 私達だけ『ワッッ!』と反応してるんだから目立つんだよね、きっと。

牛はのんびり過ごしているようでそれなりのルールがあるそうなのだ。牛には各自帰る家(人間の)があり夜はそこへ帰って眠る。でもその家だけでは食が足らないので大体決まった時間に 決まった別の家を訪れると、そこで神の使いとしての餌を与えられる。また牛同士で決まった場所と時間で集まってミーティングもするそうなのだ。

インドの牛は瘤牛で痩せていてその姿は精悍だ。 争う必要がないのか喧嘩しているのは見た事ない。

インドでもヒンドュー教徒以外は牛肉を食べるそうだけど、 やっぱりインドで生きていくなら牛が一番かもしれないね。

▲ヴァラナシ駅前 風景

48°C 体験
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早朝ヴァラナシに着いてホテルに入ってシャワーを浴びた後、 昼前に街の散策に出かける。

ホテルは全く街の空気から遮断された治外法権だ。 一歩外に出るとすざましい熱風と埃と汗が身体にまとわりつく。 どこへ行ってもエアコンの室外機のそばにいるような空気だ。

街の様子はデリーより更にダ−ティ−で危険な雰囲気。 ここでは物取りの殺人も多いらしいし、道を歩いているだけで 物売りだの、ガイドするだのでやたらうるさい。 たった10mの道を横断するのも飛び交う車のスキを狙って命がけだ。

すっかり疲れてホテルに戻ったらまだ40分しか経ってなかった。 後で聞いたらこの時の気温48°

散歩における最高気温記録更新である。

▲ヴァラナシ散歩中

インドの宗教
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午後は仏陀が始めて説法を行った地、サルナートを見学。 遺跡のある公園といったおももちで暑かったけど久々にゆったりと散歩する。

インドには様々な宗教がありそれがどう共存しているかは興味のある所だ。 サルナートも仏教の聖地なのに仏教徒でなさそうな観光客の方が多い。

そういえばイスラム教徒のアラムも、 ヒンドュー教の寺院で祈ったり額に印を付けていたけどいいのかな?

結論からいうとノープロブレムだそうで、神様は自分の中にいるのだから どこでお祈りしても同じとのこと。 インドの原始宗教は自然崇拝の多神教なのでどうやら懐が広いらしいのだ。

宗教の変更も有りで イスラム教から仏教に宗教を変えた人の話しも聞いた。 ちなみにサイババは1代目は素晴らしい聖人で困っている人々を助けたけれど 今のサイババはお金好きのインチキ野郎というのが今のインドの一般 的な評価らしい。 今でもサイババグッズが売られているがそれは日本ではなじみの無い 1代目サイババの品の良い顔のイラスト付きなのでした。

インドの宗教で一番インパクトがあったのはジャイナ教。 ジャイナ教徒は菜食主義で禁欲的でお金持ちが多いらしい。 すごいのはジャイナ教のお坊さんでヒマラヤのふもとで修行をしているらしいのだけ れど 片手にほうき、(座ったり寝る所を掃き浄めるため)片手にやかん(水入れ)を持つ のみで 年間を通して一糸まとわぬ裸で過ごす。 ジャイナ教徒の女の子はそのオチンチンに触ってパワーをもらう。これが解脱の境地なのか..。

今年は12年に一度のジャイナ教のお祭りで、 全国から10万人を超すジャイナ教徒とお坊さんが集まったらしいのだが 日本人は知らないのか..と呆れられてしまった。 でも放映できなかったのかもしれない、、日本人は解脱してないから..。

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